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転職時代を生き抜いていくためのスキル涵養

現政権になって5年近く経過しますが、異次元の金融緩和策の下で雇用市場では有効求人倍率が1.5倍を超える程になり、業種によっては求人募集しても必要な人材が集まらない状態が続いています。
また、最近の4年間で国内の雇用者数が200万人以上も増加しているので、働く場が広がっているように見えますが、この3年間に800万人近い団塊世代が全て65歳を超えて、職場の実力者が第一線から一気に退いたことの影響が大きいわけです。
この結果、最近の職場ではスキルやキャリアを持った熟練の働き手が抜けて、空いた部署を複数の非正規雇用者で代替えして埋めている構図になっていると言えます。
雇用者に占める非正規雇用者の割合が相変わらず4割近いレベルのままですから働く場が大きく増えたわけでないということです。
従って、転職を希望すれば年齢に関係なく職を見つけられる雇用環境が続いていることは確かでしょうが、労働時間の短い非正規雇用で働く家庭の主婦や高齢者が求職すれば団塊世代の引退した職場の穴を埋める必要のある企業等が採用してくれることを示しています。
このため、30代、40代で働き盛りの正社員が労働条件のより良い職を求めて転職しようとしてもマスコミ報道されているように、多くの企業が人材募集しているとはいえ、期待する労働条件の正社員職を得ることは簡単ではないはずです。

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昨今は産業構造がソフト産業化への変化の最中であるだけに、求人市場で求められる人材は年齢には余り制約がありません。
今後も人手不足が続いていくと見られているだけに省力化にはAIやIoT、あるいはロボット導入等のスキルや知識を持つ人材に対する求人募集が多いのです。
しかしながら、こうした要望に適応する技術は短期間で身に付くものでないだけに、今後もこうしたスキルや知識を持つ人材の足りない状態が続いていくと見込まれています。
年齢の若い人が転職を目指すのであれば第四次産業革命といわれている昨今の産業構造の変化を読み解いてスキルや知識を持つ必要があると言えます。
転職してこれからの変革の時代を突き進んでいこうとするなら雇用関係の統計指標が好調さを物語っているとはいえ、実力を磨いておくことが肝要です。

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